Encoding and Decoding of Human Object-Place Memory

 視覚系(中心視と周辺視)とシータ位相歳差を持つ海馬ー内嗅野回路を考慮したヒトー場所記憶のモデル (佐藤・山口 2005)

ヒ トの海馬依存的記憶とされるエピソード記憶の課題例である物ー場所記憶課題を用いて、神経回路モデルをラットで見られるシータ位相歳差を考慮してモデル化 した。ラットの移動に相当するのは、眼球運動によって生ずる視覚情報の時間的変化。グレイの背景に3つ(赤、緑、青)の物が並ぶ視覚環境を設定。数秒間目 をキョロキョロすると リアルタイムで海馬の神経回路のシナプス結合が形成される。


想起のアニメーション:記銘後に、一部の視覚情報が入った場合の視覚ー内嗅野ー海馬の神経活動 物と背景情報がセットとして次々と海馬で想起され、その活動が視覚系に送り出されることで視覚イメージとしての想起になる。 本アニメーションは資料2で発表したモデルに基づく。


資料

  1. 佐藤直行 山口陽子:「リズムから探る脳の記憶」 科学 Vol.75 岩波書店 pp.1403-1408,(2005)
  2. Sato N, Yamaguchi Y, “On-line formation of a hierarchical cognitive map for object-place association by theta phase coding.”, Hippocampus Volume 15, Issue 7 , pp. 963-978 (2005)
  3. Sato N, Yamaguchi Y, “A Computational Predictor of Human Episodic Memory Based on a Theta Phase Precession Network”, PLoS One, Vol. 4 No. 10, pp. e7536-1-e7536-9 (2009)
  4. Sato N, Ozaki T, Someya Y, Anami K, Ogawa S, Mizuhara H, Yamaguchi Y, “Subsequent memory-dependent EEG theta correlates to parahippocampal blood oxygenation level-dependent response”, NeuroReport, Vol. 21, pp. 168-172 (2010)

 

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